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How To
〜美味しい紅茶をいれるために〜




まず最初に / 基本のいれ方 / 簡単ないれ方 / Tea bagのいれ方 / Ice Teaのいれ方 / Milk Teaのいれ方 / Russian Teaのいれ方





 ★ まず最初に

 紅茶はとってもデリケート。いい加減ないれ方をすると、薄くて味がしなかったり、渋かったりと、とても飲めないシロモノとなります。
 美味しい紅茶を飲みたいのなら、やはりある程度の手順は必要です。
 別にシチメンドクサイ手順ではないし、作法があるわけでもないので、ちょっと試して見てください。

 手っ取り早く紅茶を楽しみたいなら、そりゃTea bagが一番! 『能書きはイイから』ってお方はTea bagのいれ方をご参照ください。




 ★ 基本のいれ方

 やっぱり紅茶は葉っぱでいれた方が断然おいしいです。
 でも、いいかげんないれ方をしてしまうと、逆に全然おいしくなくなってしまいます。
 葉の種類や大きさによって、葉の量やお湯をポットに入れてからカップにそそぐまでの「蒸らし時間」は変わってきますが、基本はみんな同じです。
 まずは一度、「基本のいれ方」できちんといれてみましょう。
 
 
【用意するもの】一人分
 紅茶の葉 ……3g (小さじに軽く一杯)
 オレンジ・ペコーとかフルリーフと呼ばれる大きいもの
 (見た目が「乾燥ひじき」みたいなヤツ)

 ポット ………… 450〜500cc 程度入るもの
 できれば丸っこい形の、あまり注ぎ口が小さくないもの
 注ぎ口が小さいと、口に葉っぱがつまってしまいます

 ティーコゼ …… ポットを保温する布
 すっぽりおおえる位の大きさで保温性のある素材ならなんでも
 乾いた厚手のタオルでもOK

【いれ方】
  1. カップとポットにお湯を入れておく。魔法瓶のお湯で充分。
  2. やかんに水道からだしたばかりの新鮮な水を入れ火にかける。
  3. ポットのお湯を捨て、紅茶の葉をいれる。
  4. お湯がぐらぐらと沸いたら即座に、なるべく高い位置からお湯をポットいっぱいに注いで蓋をする。
  5. 冷めないようにティーコゼなどでポットを保温しながら蒸らす。
  6. しばし(4〜5分)待つ。缶や箱に書いてある時間に忠実に!
  7. 静かにポットを持ち上げ、水平に円を書くようにゆらす。
  8. お湯を捨てたカップへ、茶こしをとおして紅茶を静かに注ぐ。


 カップの大きさにもよりますが、これで2〜2杯半くらいの紅茶ができます。これが一人分。
 カップ一杯分が一人分ではないので、そこんとこは要注意!

 ポットの中には葉っぱが入ったままですから、当然時間がたてばたつほど濃く、渋くなっていきます。
 2杯目からはミルクを入れたり、お湯でうすめたりしてお楽しみください。


ある程度慣れてきたら、もうちょっとおおざっぱないれ方でも大丈夫(^^)。
まずはいつも使うポットの、どのあたりまでお湯をいれるとどれくらいの量かを把握しておきましょう。
葉っぱも「このスプーンでコレくらいの量」って目安がつけば、ばっちり。
ただし【汲みたての水】【沸騰させ】てから注ぐのを省略してはいけません。
この2つのポイントはかなり紅茶の味を左右します。




 ★簡単ないれ方

日本茶用の急須によくありますが、中に茶こしをセットするタイプのポットを使うと、カップに注ぐのも後かたづけもラクですよね。
でも、実はあまり紅茶には向きません。
葉っぱがお湯の中でゆっくり動ける余裕がないと、紅茶のうまみが出ないからです。

特に大きい葉っぱだと茶こしのなかで満員電車状態になってしまうので、ちっとも美味しくならないのです。

このような茶こしセットタイプのポットを使うときは、小さな葉っぱを使いましょう。
小さい葉の時は、葉の量を基本のいれ方のときよりすこし少な目に。蒸らし時間も3分くらいで。
もちろん、缶や箱に書いてある量と時間を参照してくださいね。

気をつけたいのはお湯の量。茶こしの中でも葉っぱが動き回る余裕ができるくらい、ポットいっぱいにお湯を入れます。
ポットに入るお湯の量から計算して、葉っぱの量を決めましょう。
蒸らし時間が過ぎたら、ゆっくりポットをゆらすのは基本のいれ方と同じね。

茶こしが簡単にはずせるタイプのものなら、この時点ではずしておくと残った紅茶が渋くなったり濃くなったりしません。




 ★Tea bagでのいれ方

ティーバッグだとおいしくないって思いこんでいませんか?
ポットを使ってきちんといれれば、充分に美味しい紅茶が楽しめるんですよ。

大事なポイントは2つだけ。
 ポットでいれること。
 ティーバッグをゆすらないで、ゆっくりじっくりむらすこと。
さらに、ポットとカップをあらかじめ温めておけば、カンペキ!

お好みにもよりますが、お湯の量はティーバッグ1つに、400〜500cc弱くらい。
ちょうど一人前用のティーポット一杯分。
  • ポットにティーバッグをいれ、直接お湯があたらないように気をつけて注ぎます。
  • ふたをしてそのまま3〜4分。
    ティーバッグをゆすると、お湯に色はつくけれど、紅茶のうまみは出ません。
    また、絞ると紅茶の渋みがでるので「うんと渋いのが好きっ!」という方以外にはオススメしません。
葉っぱでいれるときはお湯に気を使いますが、ティーバッグだとそのへんを気にしなくていいのでラクです。
それに、何より葉っぱの後始末がラクですから、忙しい朝食などにはぴったりですよね!




 ★Ice Teaのいれ方

「アイスティーを自分でつくると濁ってしまう」という話を良く聞きます。
濁らせないコツはとにかく急激に冷やすこと。ただそれだけ。

基本のいれ方の要領で、お湯を半分にして紅茶をいれます。
「どうせアイスにするのだから」と保温するのをさぼっちゃダメ! ちゃんとコゼやタオルを使いましょう。
蒸らしている間に、氷をぎっしり詰め込んだグラスを用意しておきます。
時間がきたら、茶こしを通して氷の上から一気に紅茶を注ぎます。

ホットで飲むのと違って、あまった紅茶をポットに残しておいても仕方ないので、たとえグラスを沢山用意してでも、紅茶を使いきってしまってください。
保存しておくなら、ある程度氷もとけて、紅茶が完全に冷たくなってから別容器に移して冷蔵庫にいれておきましょう。

砂糖をミルクピッチャーなどにいれ、沸かしたお湯の残りで溶かしておけばガムシロップも一緒にできちゃいます。




 ★Milk Teaのいれ方

普通にいれた紅茶にミルクを入れればミルクティーでしょ?

はい。その通りです(^^;;)。
でも、ちょっと一手間かけたいれ方をご紹介します。
一般的に「ロイヤルミルクティー」と呼ばれるいれ方です。

  1. ミルクパンなどの小さな鍋で100ccの牛乳を入れて火にかけ、鍋のふちにプツプツと小さな泡ができてきたら火をとめる。
    沸騰させると牛乳くさくなるので要注意!
  2. お湯の量を350 〜 400ccくらいにして、基本のいれ方の要領で紅茶をいれる。
  3. 1分蒸らしたところで、温めておいた牛乳を加え、規定の蒸らし時間まで蒸らす。
と、これだけの手順ですが、この方法でいれたミルクティーはこくがあって、ただミルクを入れただけのものとは大違いですよ。
だまされたと思って試してみて。

ティーバッグでも、一度蒸らしてから温めたミルクを注ぐこの方法だと、驚くほどおいしいです。


更に手抜きをするなら……
マグカップに半分ほど牛乳を入れておき、ポットにお湯を注いだあとで、電子レンジで1分加熱。
暖まった牛乳をカップからポットへ移して、さらに蒸らせばできあがり。
時間を計る手間とミルクパンを洗う手間がへりますね。

牛乳をあたためるのに使ったカップを使えば、さらにもう一つ洗いものが減ります。




 ★Russian Teaのいれ方

一般的には紅茶にジャムやマーマレードなどを入れたものをロシアンティーと呼びます。

本場ロシアでは、ウォッカをかけたジャムをなめながら、熱〜いストレートのお茶を飲むのがポピュラーだそうなんですが……。それって、ようするにジャムがお茶受けってことなんでしょうかね?
もし、ロシアのお茶事情に詳しい方がいらっしゃいましたら、是非とも真実をお教えて下さいm(_ _)m。

紅茶専門店などだと、ティーサーパーとカップ&ソーサー、それにジャムの入った小さな器で出されることが多いでしょうか。この方式だと、ジャムの量を好みで入れられるのが良いですよね。

自分で入れるなら、ちょっと凝って、こんないれ方はいかがですか?
  1. あらかじめ温めておいたティーカップに、スプーン1〜2杯のジャムを入れる。
  2. 1にスプーン1/2杯程度のブランデーを入れ、よく練る。
  3. 普通に入れた紅茶をカップにそそぎます。

どんな種類のジャムでも紅茶との相性はぴったし。量や種類はご自分の好みを探してくださいね。
ただし、ハチミツは紅茶の色が黒く変色してしまうので、やめておいた方がよいかと……。




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