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One Point
〜紅茶を楽しむために〜




紅茶のブランド / 水の質 / ポットあれこれ / その他の道具 / お茶菓子





 ★ 紅茶のブランド

 高級な紅茶は美味しくて、安売りの紅茶はマズイのか?……
 そうではありません。当たり前ですが、いくらブランドモノの高価な葉でも、ちゃんと入れてやらないと紅茶本来の味は出ません。
 それとは逆に、例えTOPVALUE(ジャスコオリジナルブランド)の安いお茶でも、キチンと入れればとても美味しい。そこが紅茶の楽しいところです♪

 たとえ高級ブランドの紅茶でも、古くなった葉では美味しい紅茶は飲めません。
「高いんだから!」ともったいぶって取っておくと、味が悪くなってしまいます(←実話・苦笑)。高級品ほど、美味しいウチに飲んじゃいましょう(笑)。




 ★ 水の質

 紅茶を一番美味しく、綺麗な色でいれることが出来るのは軟水だそうです。
 市販されているミネラルウォーター、特に輸入品は硬水が多いそうなので、紅茶にはあまり向きません。

 日本の水道水はほとんどが軟水だそうなので、普通に蛇口をひねって出した水が一番良いということですね。
 しかも、勢いよく出した水をそのままヤカンで沸かすと、水の中にたっぷりと酸素が含まれるので、葉っぱがお湯の中で動き回り、紅茶のウマミやコクがちゃんと引き出せます。

 くみおきの水や湯冷まし、わざわざ汲んできた「○○の名水」等を使う場合は、ペットボトルなどの密封できる容器に8分目ほどその水を入れ、思いっきりシェイク!! 水の中にたっぷり酸素を含ませてから使いましょう。

 余談ですが、ポットに葉を入れるときに「one for me, one for you, one for the pot」と、葉っぱを一杯余計にいれるというのを聞いたことがありませんか?
 これは、水道水があまり紅茶に適していない硬水の、ロンドンでのお話し。日本でこれをやると、かなり濃い目の紅茶になってしまうので、ご注意下さい。
 How Toにも書きましたが、紅茶の一人分はティーカップ2〜2杯半。カップ一杯分が一人分ではないので要注意!




 ★ポットあれこれ
ポット  紅茶を入れるのに良いポットの条件は、保温性に優れていることと、お湯が対流しやすく、葉っぱがたくさん動けるような、丸い形であることの2つです。
 一般的にティーポットと言えば、左のイラストのような形(タイプ)でしょう。

急須  日本のどびん急須などは、保温性・形、どちらも非常に適しています。
 でも、ちょっと、Tea Timeを楽しむ、って感じではなくなっちゃいますね(笑)。
 注) 中に茶こしをセットするタイプの急須について、How Toの簡単ないれ方で説明していますので、そちらもご参照ください。

ガラス製ポット  ハーブティー用のおしゃれなポットは、球形なのは良いのですが、中に茶こしがセットされているので、あまり葉っぱが動けません。さらに、ガラス製のうえ、底がぺたんとテーブルなどに密着してしまうため冷めやすく、あまり「紅茶向き」とは言えません。
 このタイプのポットを使うなら、鍋敷きや乾いたタオルを敷いた上に置くなど、保温性に対する考慮が必要になります。
 しかし、ガラス製ポットには「紅茶の色がわかりやすい」「葉の開き具合も確認しやすい」という長所もあります。

ティーサーバー  ティーサーバーと呼ばれるこのタイプは、上から葉を押しつけるため、茶こしがいらないし、そのままにしておいてもあまり濃くならないのが長所ですね。
 ガラス製とはいえ『足』があるので、底からの”冷え”には神経質にならなくても平気です。
 でも、実は球形ではないため「葉が動く」という点からみると、「最適」というわけにはいきません。このタイプで入れる時は、大きな葉より小さな葉を使う方が良いでしょう。
 もし、蒸らし時間の途中で葉が全部下に落ちてしまったら、そーーっと   を押し下げて、またそぉーーーーーっと上まで上げてみましょう。そうするとまた葉っぱがお湯の中で踊り出します。




 ★その他の道具
カップ&ソーサー  せっかく美味しくいれた紅茶ですから、お気に入りのカップで楽しみたいですよね。
 基本的に紅茶はあまり厚みのない、内側が白いカップで飲む方が良いとされているそうですが、もちろんこれは好みの問題です。
 個人的な好みで言えば、背が高くて繊細なカップには少し色の薄いダージリン、背の低いどっしりしたカップにはジャム入りのロシアンティー、大きなマグカップにはちょっと甘めにしたロイヤルミルクティーをたっぷり……。なんてのが似合うと思っていますけどね(笑)。

ミルクピッチャー  紅茶に添えるミルクに一番適しているのは「牛乳」です。コーヒー用の生クリームだとちょっと濃すぎるので、生クリームを使う場合は1:1くらいの割合で牛乳を混ぜて使ってみてください。
 牛乳はタンニンの渋みを抑えてコクを引き出しますが、温めすぎると臭いがきつくなって繊細な香りの紅茶は負けてしまいます。
 牛乳を入れたミルクピッチャーを一回り大きなカップに入れたものを用意しておき、ポットにお湯を注いだあとで、そのお湯をピッチャーのまわりに注ぎます。紅茶の蒸らし時間が終わる頃、ミルクもちょうど良いくらいに暖まっています。
 もっとも、ピッチャーに大きさやミルクの量によって、かなり違いますけどね(笑)。

茶こし
茶こし
 ティーストレーナー … つまりは茶こしです。
 左のイラストで、上は紅茶専門店などでティーストレーナーとして売っているもので、下はごくごく一般的な形のものですね。他にも陶器で出来たものとか、いろんな種類があります。
 茶こしは葉っぱで紅茶をいれるにあたって「なくてはならない」道具ですが、見た目重視ではなく、編み目の細かい実用的なものの方がいいです。
 小さなカスがカップの中に入ると、舌触りが悪くなってしまいます。大きめの葉のときはまだしも、小さい葉の時はどうしても葉カスがでやすいので、特に注意したいものです。

ティーコゼ  ティーコゼはポットにお湯を注いだ後、紅茶が冷めないように保温するために使います。左のイラストはポットをすっぽりと覆うタイプ。一般的に「コゼ」と言えばこの形です。
 紅茶を入れるのに「なくてはならない」ってほどの道具ではないですね。実際、ウチにはないしー(苦笑)。
私は、木製の鍋敷きの上にポットを置き、ふかふかした厚手のタオルをポットにふわりとかけるだけです。
 固形燃料を使ってポットを温める「ポットウォーマー」というモノもあるらしいんですが、これはどうなんでしょう? 煮詰まっちゃったりしないのかしら??

ティーメジャー  ティーメジャースプーンは名前の通り、葉の量をはかるスプーンです。ようは紅茶専用の計量スプーンですね。
 ティーコゼと同様「なくてはならない」ってほどの道具ではないです。でも、ウチにはあります(笑)。
 紅茶専門店などに行くといろいろなデザインのものが売っていて、カワイイんですよ(^^)。

砂時計  砂時計というのは、テーブルの雰囲気を盛り上げる小道具(アイテム)としてはとても有効だけど、実際はあまり使う方はいないんじゃないんですかねぇ。
 もちろん、用途は蒸らし時間を計るためなんですが、葉によって蒸らし時間は違う訳ですから、いつも「3分」ってわけにもいかないでしょう? キッチンタイマーを使う方がよっぽど合理的ってもんです(笑)。
 今はとても可愛らしい形のタイマーも沢山ありますしね。




 ★ お茶菓子

 ティータイムにかかせないのは、やはり美味しいお茶菓子♪
 イギリスのアフタヌーンティにはサンドイッチやビスケットなどの焼き菓子といった、数種類のお菓子が並ぶそうです。そこまでそろえなくても、ちょっとつまむモノがあると、ティータイムはぐんと楽しくなりますよね♪

 定番のスコーンにはじまり、パウンドケーキやチーズケーキ。クッキーやパイ。別に洋菓子ばかりとはかぎりません。おまんじゅうやかりんとうなんかも、ストレートティーに良く合います。甘いものだけではなく、オセンベなんかもなかなかイケますよ(^^)。
 sweetsではティータイムを楽しくするお茶菓子、紅茶にあうお菓子のレシピをご紹介しています。そちらもご参照ください。 







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